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やがて11月には入園ができ、子どもはもちろんのこと、祖母、父母も大喜びでした。その後、祖母が「午前中だけでも毎日図々しくお邪魔し、迷惑をかけたと思うが助かった。自分たちのような人がいたら、同じように助けてあげてほしい」といった言葉がそれからずっと心に残りました。

そのことがきっかけとなり「よろず相談」を受けることになりました。この事業の話がありました時は、色々な形で相談を受けることができると考え、お引き受けしました。

事業の内容は、次のとおりです。

相談事業…来園相談 電話相談 訪問相談

曜日…月曜日〜土曜日 時間…9:30〜19:00

来園相談 相談室を設置し、個人的、また3人、4人のグループで受けています。相談内容にもよりますが、大体20分〜60分前後で、時間が長く必要な時は予約をしていただくこともあります。子どもの発育、社会性、母親の不安、親の社会性に関わる相談が多いです。

電話相談 この相談は相手が見えませんし、最近は自分の名前を告げる人は非常に珍しく、受話器をとり、「もしもし」の後はすぐ内容を話しますので、とっさに相談者の見えない部分を頭にえがき、言葉を選び適切に応対してますが、相談内容が受けとり難く、心を使うことも多くあります。相談が誇張されていないか、伝わってこない内容もあり、満足できる言葉で対応ができたのか、終った後、反省の毎日です。中には定期的に電話をかけてくる相談者がおります。

 

 

 

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