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ちょっと一言

 

―表現意欲をそそる遊び―

 

2才前後になると、生活体験も重なり、生活と関わった遊びができるようになります。また思考力も徐々に発達してきますので、ある程度の「めあて」をもった遊びもできるようになります。

ちょうちょさんの形の画用紙を与え「きれいなちょうちょさんね」というと、シール貼りも一段と興味のあるあそびになるでしょう。

この場合あくまでも「理解できる遊び」を与えることが大切で、無理なことをさせないように心がけて下さい。

遊びを見ていて、いやがったり、途中でやめたり、保育者の意図する遊びとならない時は、無理な題材です。

 

イメージで遊ぶ

 

2歳半頃から3歳にかけては、手も思うように動き、自分の頭の中の思いをストレートに表現し、ある程度のイメージを形にすることができるようになります。

シールはりをどんどんしたり、小麦粉粘土を用意すると丸めたり、のばしたりして「これケーキ」とか「これヘビ」とか言って楽しんでくれます。またハサミも使えるようになると、決められた形を切り取ったり、ある程度自分の思う形も切ることができるようになります。

しかし、こうした活動には個人差が大きいので、3歳までに、一斉に絵あそびをさせたり、一斉に同じものを作らせたりさせないことです。個々が自由に遊べるように材料や用具を用意して、活動を見守りましょう。

 

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「ぐるぐるおさんぽ」

お池のまわりをお散歩したよ「あー、ちょっとだけおちちゃったぁ!!」

3未 3才 しげやすえり

徳山市和光保育園

有馬聡子

 

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「池のまわりの散歩」

3才5ヶ月 うえむらゆうや

指導者:須恵保育園 重技裕子

 

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