ちょっと一言
―表現意欲をそそる遊び―
2才前後になると、生活体験も重なり、生活と関わった遊びができるようになります。また思考力も徐々に発達してきますので、ある程度の「めあて」をもった遊びもできるようになります。
ちょうちょさんの形の画用紙を与え「きれいなちょうちょさんね」というと、シール貼りも一段と興味のあるあそびになるでしょう。
この場合あくまでも「理解できる遊び」を与えることが大切で、無理なことをさせないように心がけて下さい。
遊びを見ていて、いやがったり、途中でやめたり、保育者の意図する遊びとならない時は、無理な題材です。
イメージで遊ぶ
2歳半頃から3歳にかけては、手も思うように動き、自分の頭の中の思いをストレートに表現し、ある程度のイメージを形にすることができるようになります。
シールはりをどんどんしたり、小麦粉粘土を用意すると丸めたり、のばしたりして「これケーキ」とか「これヘビ」とか言って楽しんでくれます。またハサミも使えるようになると、決められた形を切り取ったり、ある程度自分の思う形も切ることができるようになります。
しかし、こうした活動には個人差が大きいので、3歳までに、一斉に絵あそびをさせたり、一斉に同じものを作らせたりさせないことです。個々が自由に遊べるように材料や用具を用意して、活動を見守りましょう。