【栄養だより】
2000年(平成12年)1月
堺市立共愛保育所
〃ちぬが丘保育園
〃しおあな保育所
もっと魚を食べましょう
おさしみ、焼き魚、煮魚、揚げもの、なべものなど魚を使った料理はたくさんあります。しかし、魚には骨があったり特有の臭みが嫌いな子や、調理の下処理が苦手などの理由で肉類に比べ使用回数が少ないようです。
近年、魚の栄養が見直されていいます。食卓にもっと魚をとりいれましょう。
魚の栄養
肉の脂肪には飽和脂肪酸が多く含まれ、たくさん食べると血管にたまりやすく健康を害することもあります。
それに比べ、魚の脂肪には不飽和脂肪酸の一種でDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)が含まれ、血栓を作りにくくし血中コレステロールの低下、高血圧、心臓病、脳卒中の予防に役立ちます。また、記憶力や学習能力を高める効果もあります。魚のうち、マグロ、ぶり、さば、さんま、うなぎ、いわし、鮭など主として背の青い魚に多く含まれています。
肉類よりもエネルギー量が比較的低く、肥満防止になります。
背の青い魚(かつおなど)の血あいの部分は鉄分が多く貧血予防に効果があります。
あゆ、いわし、じゃこ、小エビなどにはカルシウムがたっぷり。また、魚によりビタミンA、B1、B2、Dも豊富に含まれています。
魚の上手な食べ方
お頭(かしら)つきや骨付き魚を食べることで、はし使いの練習になります。
はじめは骨ばなれの良い、切り身の魚から練習しましょう。小骨や脂肪の少ない、身のしっかりした白身魚が適しています。魚は腹の周辺に、小骨がたくさん集まっています。
一尾魚、切り身魚でも腹の部分を食べるときは、注意してあげましょう。
魚を使ったおかず(4人分)
ぶり 4切れ
みりん 大さじ3
さとう 大さじ2
しょうゆ 大さじ3
(作り方)
調味料を合わせ、1時間ぐらい表裏をかえしながらつけて置き、熱した魚焼き器で焼く。
さばのみそ煮
鯖(サバ) 4切れ
しょうが 1かけ
水 1カップ半
赤みそ 大さじ2
さとう 大さじ2
酒 大さじ2
(作り方)
平なべに調味料、うす切りのしょうがを入れて火にかける。煮立ったらサバを入れ中火で煮汁をかけながら7分、弱火で10分ぐらい煮る。
一口カレー揚げ
白身魚 200〜300g
塩 少々
うずら卵6〜8個
小麦粉 大さじ5
カレー粉 大さじ1
揚げ油
竹串
(作り方)
1]白身魚を一口大に切り、塩をする。
2]小麦粉とカレー粉を混ぜ合わせる。
3]1]をうずら卵の水けをふいて2]の粉を薄くまぶす。
4]油を170度くらいに熱して3]を入れ、カリッと揚げる。
5]串に魚・卵・魚の順に刺し器に盛り付ける。
小魚の佃煮
じゃこの佃煮(お茶漬けやおにぎりにもぴったりの味)
ちりめんじゃこ 50g
酒 大さじ3
しょうが 1かけ
ごま油 大さじ1
しょうゆ 大さじ1半
みりん 大さじ1
じゃこは酒をかけてしとらせる。なべにごま油を熱して、みじん切りしょうがを炒め、じゃこを加えさらに炒め調味し炒り煮する。
サクラエビの佃煮(卵焼きやいり豆腐に混ぜてもおいしい)
素干し サクラエビ 50g
水 2/3カップ
酒 大さじ3
しょうゆ 大さじ2
みりん大さじ2
エビに水を加え15分浸す。中火にかけ汁けがなくなったら酒を加えさらに煮る。
汁けが少なくなると調味料を加え、落としぶたをして弱火で煮つめる。