日本財団 図書館


2]製造業の動向

調査対象4県の製造業事業所数は約1万カ所、従業者数は約34万人、製造品出荷額等は約8.95兆円であり、いずれも九州全体の43〜45%程度を占めている。

県別にみると、製造品出荷額等では大分県が多く、事業所数と従業者数では熊本県が多い。宮崎県は、事業所数・従業者数・製造品出荷額等のいずれについても4県のうちで最も少ない。

 

表2-1-4 調査対象4県の製造業(1997年)

018-1.gif

資料)工業統計表(通商産業大臣官房調査統計部)より(株)三和総合研究所作成

 

調査対象4県の製造業の1事業所当たりの従業者数は31.5人、製造品出荷額等は8.2億円である。九州全体と比べると、従業者数についても製造品出荷額等についてもわずかに大きいが、全国と比較すると、従業者規模は大きいものの、出荷額規模は小さい。

これは、宮崎県・鹿児島県の出荷額規模はかなり小さいことに起因している。ただし、大分県は、従業者規模も大きいが、出荷額規模が際だって大きく、新日本製鐵(株)をはじめとした大規模事業所の立地が要因と考えられる。

 

表2-1-5 調査対象4県の製造業の事業所規模(1997年)

018-2.gif

資料)工業統計表(通商産業大臣官房調査統計部)より(株)三和総合研究所作成

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION