10.7.3 伝導無線周波数妨害イミュニティ試験
ナブテックス受信機、電力制御装置及び油分濃度計は誤作動が認められず基準内であった。(いずれも性能基準Aを満足)
スピードコントローラを試験した時、計測機器(電線及びペンレコーダー)に試験印加電圧の影響が受けていたことがわかった。そこで試験印加電圧の影響を受けないようにするため、ダミー回路を構成し、予備試験を行なった。
対策方法はフェライトコアを使用し、挿入個所、挿入方法を替えて各電線に挿入してもっとも試験印加電圧の影響を受けないセットアップの状態を調べた。
そしてこの状態で本試験を行なった。
電源線に試験印加電圧を印加した場合は連続周波数において3V、スポット周波数において10Vの試験印加電圧で誤作動は認められなかった。しかし信号線に試験印加電圧を印加した時、スポット周波数において10Vの試験印加電圧でアクチュエータ出力、アナログ出力が試験印加電圧の影響を受け、基準値の±3%を超えた結果となった。