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3) 導体伝導に対してはEMIフィルタなどの対策部品の使用による対策

平成10年度に使用したものとは別の種類のEMIフィルタ(ZJSC-R47-391)を使用して測定を行なった。この結果、基準を満足し、特に基準が厳しい156MHz〜165MHzの周波数範囲は暗雑音以下であった。

(2) スピードコントローラ

平成10年度に使用したEMIフィルタを挿入した状態でイミュニティ試験に使用した鉄製の箱に入れ、測定を行なった。この結果基準を満足した。

(3) 油分濃度計

1) ノイズ発生の対策

伝導経路を調べるため次の方法を試みた。

・警報線を取り外してみた。その結果電磁放射レベルは低下した。

・次に電源線にフェライトコア(ZCAT2035-930A)を下図のように1〜2個装着した。その結果電磁放射レベルは低下した。このことから警報線や電源線から伝導されていることがわかった。

 

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2) シールド及びグランドの強化の対策

イミュニティ試験の時にシールド及びグランドは強化したものであるため、これ以上の対策は行なわなかった。

3) 導体伝導に対してはEMIフィルタなどの対策部品の使用による対策

平成10年度に実施した対策は警報線にEMIフィルタを入れたものであったが基準外であった。今回それに加えて電源線にフェライトコアを1個挿入した。

この場合改善されたがまだ不十分であった。そこで電源線に電源フィルタを挿入してみた。その結果電磁放射レベルは基準を満足した。

 

 

 

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