9. 試験方法
9.1 試験基準
試験は規格IEC60945第3版に基づいて実施する。
規格で要求しているEMC試験項目及び基準を表3に示す。表中にある性能基準についてはEUT(供試品)の動作条件や機能的仕様に関する性能基準に照らしてその結果を評価することとし、次のように定義している。
―性能基準A : EUTは試験中とその後において、その目的とするとおり動作を継続しなければならない。該当する装置の規格及び製造者が発行した技術仕様書に定められるとおり、性能劣化も機能の喪失も許されない。
―性能基準B : EUTは試験後において、その目的とするとおり動作を継続しなければならない。該当する装置の規格及び製造者が発行した技術仕様書に定められるとおり、性能劣化も機能の喪失も許されない。試験中においては、自力で回復できるか、または、制御装置の操作によって試験の最終時点に回復できる場合に限って許される。
―性能基準C : 試験中においては、機能または性能の一時的な劣化または喪失は、該当する装置の規格及び製造者が発行した技術仕様書の中に定められるとおり、機能が自力で回復できるか、または、制御装置の操作によって試験の最終時点に回復できる場合に限って許される。