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概要

状況

緊急事態では、しばしば食事や栄養上の安全が著しく脅かされる。その結果、栄養失調や病気、死亡の危険が増し、難民には部分的または全面的な食糧援助が必要となる。また、栄養状態の回復措置が必要な難民もいる。

 

目的

難民の健康と栄養状態を維持するため、適切かつ十分な食糧(food)を供給する。必要なら、栄養失調者の症状を改善する。

 

対応の原則

 

?b 食糧ニーズを満たす措置は、適切かつ一定基準に沿う。責任を明確に定め、ひとつの組織に全体を調整させる。

?b 栄養所要量を満たす、食べなれた食品をできるだけ取り入れ、健全な伝統的食習慣を守る。

?b 家族が自炊できる食糧配給体制にする。

?b 幼児給食と、子ども(children)や女性など栄養失調になりやすい人々のニーズに特に注意する。

?b 他の重要分野(保健・水・環境衛生など)と緊密に調整し、できるだけ既存のサービスに組み込む。

?b 栄養士を積極的に参加させる。

 

行動

?b 健康・栄養状態と食糧ニーズをできるだけ早く把握する。

?b 適切な食糧と、必要な輸送手段・貯蔵場所・調理用燃料・調理器具を確保する。

?b 難民全員に対する一般給食計画を組織化する。必要なら選択的給食計画も準備して、子どもや女性の大きなニーズに対応する。

?b 給食計画の効果をモニタリングし必要な変更をする。

 

 

 

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