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概要

状況

緊急事態では、しばしば急変する難民人口とその流動性が特徴となる。難民の総数と構成について、正確な情報を集めるのは難しい場合が多い。

 

目的

援助対象者の総数と、年齢、性別、特別な配慮が必要なグループなどの構成を明らかにする。「特別なグループ」の正確な定義は各緊急事態の状況によって異なる。

 

対応の諸原則

?b 難民の特徴と人数を知ることは、効率的で費用効果の高い事業に欠かせない。

?b 通常は、難民集団の正式な登録を目的とする。それがすぐにできない場合は、まず難民人口を推計し、そこから段階的に進める。

?b 最終目的は、難民集団の完全な登録である。

?b 集めた情報は、自主帰還と出身国における再定着のために重要になるだろう。

?b 登録の成功には、難民自身の参加と理解が不可欠である。

 

行動

?b まず、人口推計技術を利用する。

?b 難民に情報を提供しながら、本登録に向けた計画を立てる。

?b 本登録には何が必要かを確認する。

?b 本登録の必要性を見直し、本登録への各段階を、可能になり次第実行する。

 

 

 

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