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(2) サービス内容基準

2) 緊急通報サービス

基本的な電話ネットワークそのものとは言えないが、国民生活上の重要性からユニバーサルサービスと考えるべきものの1つに、緊急通報サービスがある。

現在、NTT等では、人命の安全の確保等の公益上の特別な理由から、警察・消防機関への無料通報サービスの提供を行っている。

ただし、本サービスの費用負担については、本来、国や地方自治体の社会政策などの在り方の中で検討されるべきであるとの考えもある。

 

※ フランス、EUでは緊急通報サービスが、米国、英国では緊急通報サービスへのアクセスがユニバーサルサービスとされている。

ドイツでは、ユニバーサルサービスではないが、全事業者に無料で緊急通報サービスを提供することを義務づけている。

 

2) 番号案内サービス

番号案内サービスについては、電話を利用する上で前提となるサービスであり、緊急時等において利用できるようにしておく必要があるので、ユニバーサルサービスとすべきとの意見もあるが、利用に著しい偏在があり、番号案内の利用の大半を占める多数回利用者の利用の仕方が本来の電気通信サービスとは性格の異なる情報提供サービスに近いことから、ユニバーサルサービスには該当しないと整理することが適当ではないかと考えられる。ただし、利用実態に着目するとすれば、住宅用電話で月々一定回数以内の利用については、ユニバーサルサービスに該当するという考えもあり、国民意識等を踏まえつつ、さらに検討する必要がある。

 

※ NTTの番号案内サービスは、月1回も利用しない人が全体の約68%、月1回利用する人が約17%であり、残りの約15%の月2回以上利用する人が番号案内全体の約83%を占めており、著しい利用の偏在がある。

 

 

 

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