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(2) リエンジニアリングを可能とする実効性が高いインタフェース

グループウェアの「ワークフロー機能(4-3参照)」は、業務の流れを行政情報システム上に組み込み、各部署の担当者に業務の流れや進捗状況を提示したり、業務の処理に必要なデータを端末に表示することにより、業務を支援するものであり、新任・出向職員や異動直後の職員が着任してから業務の手順を覚えるまでの間も、業務効率が低下することを防ぐ効果が期待される。

このような機能が高度化すれば将来的には、分業化された業務をプロセス単位で統合し、各担当者が他の担当者の状況を把握できるように図ったり、一連の部署を一ヶ所に集約することにより書類の伝達に要する時間を短縮するといったリエンジニアリングも、実際に組織構造や物理的な場所を変更せずに、情報システムを適用するだけで実現することが可能となることが想定される。

但し、組織構造の改革や部署の集約等により担当者に他の担当者の状況が見えるようにする代わりに情報システムによりデータとして状況を伝達しても、現在の情報技術では、同様の効果が得られるとは限らない。担当者が意識的・無意識に自分の目や耳から収集する情報と同じ情報量を担当者に与えるためには、インタフェース技術の向上が必要と想定される。

 

 

 

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