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2-5-2 岐阜県テレビ会議システム(岐阜県防災・情報通信システム)

 

(1) 概要

本システムは、県庁および12の支部局(総合庁舎、県事務所等)テレビ会議端末相互間を地上波多重回線で接続し、映像・音声を相互に伝送することにより、相互に相手の映像を確認しながら会議・打ち合わせ行うためのシステムである。会議への参加可能人数(カメラ撮影範囲)は、県庁側端末で10名程度、支部局側端末で6名程度である。本システムは、岐阜県防災・情報通信システム(岐阜県防災行政無線設備)の一機能として整備され、平成5年度から整備を開始し、平成7年4月から運用されている。

 

(2) 特徴

本システムは、専用の大型モニターを持つ高機能のテレビ会議システムであり、独自に多地点同時の会議を行う機能を有する。また、電子ボード(書画送信装置)を設置しており、書類を画像(書画)として映し、送信することができる。県庁内テレビ会議室の回線(384Kbps)は、県庁内の統制局内に設置されている中継交換装置と多地点制御装置を通し、地上波マイクロ回線を使って、各支部局の中継交換装置からテレビ会議端末に結ばれている。この通信回線は岐阜県行政情報ネットワーク(RENTAI)にも利用されている。

 

(3) システム運用・利用状況

テレビ会議システムは、県が県の各事務所に対し行う説明会等で利用されているが、その件数は多くはない。これは、以下の理由が挙げられる。

・県では全般的に会議室の需要が高く、テレビ会議システムを設置した会議室が一般の会議で利用されるケースも多い。このため、テレビ会議を行いたいと考えても、その時間帯に、双方(あるいは県及び全県事務所)ともシステムを設置した会議室が空いていないケースも多いと想定される。

・画像の切り替えを自動(発声を検出して画面を切り替え)にすると、咳をしただけで切り替わることもあり、手動にすると切り替えのタイミング等、操作に慣れが必要である。実際には、ちょっとした会議に使いたいというニーズが多いと想定されるが、誰でも手軽に利用できるというレベルではない。

しかし、県庁からの一斉の説明会など、画面の切り換え等が頻繁でないものについては、現システムでも充分に有効と評価されている。特に、県事務所の中には片道数時間を要する場所に設置されたものもあり、県庁で集合することを考えると効果は大きい。また、現在は内部のテレビ会議のみの利用であるが、外部との接続が容易に行えるようになれば、需要は高まると想定される。

 

 

 

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