システムの使用実績としては、平成9年度は、198件のテレビ面接審査を実施しており、平成10年度は11月までに63件実施している。
現在のところ、混み合うなどの問題も発生しておらず、運用時間帯やサービス内容についての苦情や意見はない。利用者への周知方法としては、ホームページで広報しているほか、関係団体の会合等で紹介している。
実際に使用している審査官の方の所感として、本システムによる面接審査は、直接対面して行う場合と比較して特に配慮を要する事項はなく、事前の資料送付等、準備はある程度必要であるが、お互いに内容を理解していればテレビ電話システムを介することによる不便は感じないという意見があった。ただし、新たに資料の参照が必要となった場合のために、テレビ会議室に書画装置が備えられているものの、モニターの解像度に限界があり、細かな資料を画面上で確認することは困難であるため、ファクシミリも併用しているとのことである。
なお、地方の通商産業局特許室との間の接続に関しては、操作に慣れた運用担当がいるため問題はないが、企業の特許出願者が自社のテレビ会議システムを使用して接続してくる場合には、接続時に戸惑うことがあるとのことである。これについては、審査官の方の経験によれば、パソコン・ワープロと同じく、最初は戸惑うとしても使っていくうちにすぐ慣れるレベルの操作難易度ではないかとのことである。