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また、このラインを複数作ることにより、各ライン同士に効率化を競わせた例もある。ただし、このような業務改革はどの企業にも通用する一般的な手法ではなく、全体を見渡せる担当者がいない、自分の担当さえ無事に実施できればよいというセクショナリズムがトータルでの業務効率の低下を招いているようなケースのみに効果を発揮するものである。

 

(3) 情報システムを活用したリエンジニアリング

リエンジニアリングにおいては、情報技術も重要な要素となる。例えば、出張回数の削減のためにテレビ会議を導入した企業が、結局、出張自体はテレビ会議では顔を付き合わせた会議の代替はできず、出張回数の削減にはならなかったが、毎週、双方の担当者間でテレビ会議を利用した打ち合わせが行われるようになり、コミュニケーションの進展に繋がったという事例がある。

すなわちテレビ会議システムは、従来、出張により対応していた業務については代替が難しいが、従来は日程調整やコストの面で困難であった多人数同士での打ち合わせには有効であり、その企業では想定していなかった定期的な多人数同士での情報交換という新しいコミュニケーション・スタイルが生まれ、業務に対して多大な貢献をしている。

 

図1-6 テレビ会議システムの活用

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