資-26 GIS関係用語・英文略語解説
位置確認システム
GPSやPHSを利用し、電波を受信する端末を持つ移動体を追跡し、位置を確認するシステム。近年では徘徊老人の追跡システムや営業員配置システムなどに応用されている。
オーバレイ
様々な地理情報のレイヤを重ることで、新たな地図を作成するGISの機能。バッファリングと組み合わせて利用されることが多い。
クリアリングハウス
地理データの所在、規格、書式などを蓄積し、流通させるシステム。GISの普及に伴い、各種の地理データの所在、入手方法、価格についての情報を提供する機構が必要となったため考案された。利用者はこれに問い合わせることで分散管理されている地理データを把握することが可能になる。また、データの相互利用が促進されるうえに、類似した地図を作成してしまうといった、データ整備における重複投資を回避することが出来る。
デジタルマッピング
GISで利用されるベクター地図データは、従来、紙地図からデジタイザ等により座標を読み取って作成されてきた(マップデジタイズ)が、現在では原図の測量工程、図化工程においてもデジタル化が進んでおり、この方法で地図データを作成することをデジタルマッピングと呼ぶ。
ネットワーク解析
GISでは、道路に中心線を引き、交差点や曲がり角、分岐点を設定することにより、線分と点の接続関係を認識している。これを利用し、道路網のように分岐や交差のある地理データを解析する機能。地図上の2点間の最短距離の決定などに応用される。