寺谷千枝子(Chieko Teratani)[アルト]

東京芸術大学卒業、同大学院修了。ハンブルク国立音楽大学を首席で卒業。1981年ドイツのブレーマーハーフェン歌劇場にて「ばらの騎士」のオクタヴィアンでデビュー。1983年よりボン歌劇場と専属契約を結び、M.フレーニ、J.カレーラス、P.カップリッチ等と共演。1990年ポーランドの作曲家グレツキの「悲歌のシンフォニー」をドイツ、アメリカ、日本などで初演して注目を集める。日本では「ドン・ジョヴァンニ」、「ファルスタッフ」のほか、コンサートにも頻繁に出演して評価を高めている。二期会会員。

　

福井敬(Kei Fukui)[テノール]

国立音楽大学卒業、同大学院修了。二期会オペラスタジオ、オペラ研修所第7期修了。イタリア声楽コンコルソミラノ大賞、ジロー・オペラ賞新人賞、芸術選奨文部大臣新人賞、出光音楽賞など数々の受賞歴をもつ。1990年文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノに留学。これまでに「魔笛」、「蝶々夫人」をはじめとする二期会公演や新国立劇場公演で活躍する。また、コンサートにおいても当楽団の「第九」、マーラー「千人の交響曲」に出演、実力派テナーとして注目を集めている。二期会会員。

　

福島明也(Akiya Fukushima)[バリトン]

東京芸術大学卒業、同大学院修了。第54回日本音楽コンクール第1位。1987年から文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノに留学する。「ラ・ボエーム」のマルチェロでオペラデビューを果たし、1989年にはジロー・オペラ新人賞を受賞した。その後も「魔笛」のパパゲーノ、「ラインの黄金」のヴォータンなどの二期会公演をはじめ、1997年には新国立劇場開場記念公演「建・TAKERU」にタイトルロールで出演した。コンサートのソリストとしても、多数のレパートリーを持ち活躍している。二期会会員。

　

小鉄和広(Kazuhiro Kotetsu)[バス]

東京芸術大学卒業、同大学院修了。1988年、ロータリー財団奨学生としてイタリアに留学。1993年、イタリア声楽コンコルソのシエナ大賞を得、再度イタリアで研鑽を積む。二期会「フィデリオ」のロッコ、及び「トロヴァトーレ」のフェランドで注目され、昨年の愛知県立芸術劇場での「ルイーザ・ミラー」のヴァルター伯と、今年のびわ湖ホールでの「ドン・カルロ」のフィリッポ二世は高い評価を受けた。コンサートでは、幅広いレパートリーで主要オーケストラと共演している。二期会会員。

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