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2. 海洋に流出した油の処理について

 

原油など油を運んでいるタンカーの事故で海上に流れ出した油は、風や潮の流れにより長い帯びのような状態で海面上を漂います。この油の帯は、一般に風の速さの約3%の速さで風下へ動くことが、今までの経験から分かっています。もちろん、状況によっては潮の流れに乗って移動することもあります。

油による汚染被害を大きくしないためには、事故を起こした船からの油の漏れ出しを止め、流れ出した油が、海岸に到着しないように、沖合いにオイルフェンスをはります。そして、できる限り早いうちにこの油を沖合い回収することが大切です。

 

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固形浮体付衝立式オイルフェンス。

スカート部に一定間隔でバラストウエイトが取り付けてある。

 

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ディスク式油回収機

油/水界面でディスクが回転する。油はディスク表面に付着し、スクレーパーで除去されて中央の回収へ入り、ポンプで貯蔵タンクへ送られる。

 

油処理機材の例

(出典:海洋油流出対応;国際タンカー船主汚染防止連合(ITOPF))

 

このように、沖合いで最善の手段を講じても、時として油は、海岸に打ち寄せられることがあります。油を発見した時は、すぐに、「最寄りの海上保安部」等に、

□ 発見の時間

□ 油の場所 等

を連絡し、所要の対策を講じてもらうことが被害を大きくしないで済む方法です。

 

 

 

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