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こうした日が続いて迎えた十二月十八日。納棺の際、御遺体の生前の御名を知った。解剖が終わりに近づくにつれて、御遺体を"人"として畏敬の念を持って扱う心構えが薄らいでいった時に、起こった出来事であった。一瞬、がーんとして、目の前が暗くなった。その日の日記にはこう記してある。

「初心」がよみがえってきた…今までの自分の態度をみて、すごく恥ずかしくなった。合格点はあげられないなー。…さすがに、御遺体の名前を見た時は、ショックが大きすぎた。

 

 

 

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