また、解剖実習は四人が一つのグループとなって実習を進めていきました。実習を通じて辛かったことや、苦しかったことを共に乗り越え、全員が団結して精いっぱい頑張って実習をやり遂げたと思います。このことは、将来自分が医療を行うグループの一員としてやっていくことに対して大きな自信になりました。解剖実習を通じて単に単語を覚えただけでなく、自分自身にとって、そしてグループにとって大切な経験となりました。
最後に、解剖実習は精神的、体力的に辛かったけど、この実習は自分達の将来に絶対必要なものであって、この実習を受けることが出来たのも献体なされた方々、ご指導下さった先生方のおかげだということを忘れずに、これから六年生になって卒業するまで、そして、医者となって一人前になるまで、一生懸命頑張りたいと思います。
解剖学実習を終えて
沖田 幸祐
毎日、毎日続く解剖実習の中で、ふと目にとびこんでくる看板がある。The Ultimate Gift(最高の贈り物)とそれは書かれてある。解剖には欠かせない御遺体を献体して下さった方やそのご家族の方にはいくら感謝しても感謝しきれないように思う。
医学部入学が決まったとき、父にこのようなことを言われた。