しかし、三十九度近い熱が出て休まるざるを得なくなってしまったことがあった。この欠課は、実習を終えた今でも悔いが残っている。
祖母の死に始まり、自分の誕生日に終わった長いようで短かった解剖実習が終わった。
解剖学実習を終えて
高濱 輝善
実習を通じて、単に単語を覚えただけでなく、色々なことを学び、色々なことを感じました。
解剖実習は医学生にとってさけては通れない重要な実習だと思います。今、この解剖実習を終えて、自分が医学生であることの自覚と、将来、医者になるんだなということを改めて強く実感しました。
また、献体なされた方の気持ちを裏切らないよう解剖実習の一時間一時間を自分なりに精一杯頑張りました。自分が解剖実習をできるのも沢山の方々のおかげだと思います。特に献体なされた方への感謝の気持ちで一杯です。この気持ちは、自分が何年か過ぎて、医者になった後も、そして自分が生きている間は、絶対に忘れてはいけないと思います。献体を希望するのにはすごい勇気が必要だと思うし、自分が献体になることを希望するかどうか疑問です。それだけに献体の方への感謝の気持ちを生涯忘れず、沢山の人々のために一生懸命、生きていこうと思います。