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そして、もうひとつ付け加えられるなら、少ない人手ながらも親切に指導してくださった先生方の存在も御遺体の存在とともに私たちが最も感謝するところである。私見からすれば、失礼ながら、よくこのようなことを仕事としていけるな、と思ってしまうが、自分たちの研究よりも医学生の教育にこれだけの力をかけてくださる先生方がいらっしゃるということはとてもうれしかった。

最後に、実習で神経や血管などを細かく剖出し、同定していく作業は、今思い返しても非常に大変な作業であった。しかし、これをやり終えた今、それは一つの自信となったことも事実である。ここで学んだことを無駄にせず、十分生かせられるようになるためにも、これからの医学の勉強も気を緩めることなく努力していきたいと思う。

 

 

 

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