定期会員の皆様へ
1998年春季定期演奏会にお越しいただきましてありがとうございます。
今シーズンは、国際的作曲家・譚盾氏による歌劇「マルコ・ポーロ」の日本初演という充実した内容で終えることができました。定期会員の皆様には、ここに改めて心より御礼申し上げます。
さて、来る9月からの新季シリーズは、イタリアの巨匠ジャンルイジ・ジャルメッティ氏の来演で幕を開けます。また馴染みの深いオッコ・カム氏の満を辞したシベリウス・プログラムや、客演指揮者ルカーチ・エルヴィンによる待望のコダーイ・プログラム、ルッジェーロ・リッチ氏と日本フィルコンサートマスター木野雅之との師弟共演ならびに正指揮者広上淳一による“シューマン・チクルス”最終回、そして常任指揮者小林研一郎による渾身のマーラーなど、多彩な内容でお楽しみいただけると存じます。
今季に引き続き、来シーズンも皆様のご来場を楽団員一同心よりお待ち申し上げております。
日本フィルハーモニー交響楽団 楽団員一同
日本フィル 木/金 MEMBERS CONSERT '98秋
1998年秋季定期シリーズ
第503回 9月17日(木)、18日(金)
●ブラームス:ドイツ・レクイエム
ソプラノ=菅英三子
バリトン=多田羅迪夫
合唱=東京音楽大学
指揮=ジャンルイジ・ジェルメッティ
第504回 10月22日(木)、23日(金)
《シベリウス・プログラム〜北欧伝説の世界》
● 交響詩「ある伝説」(エン・サガ)
●序曲「カレリア」
●組曲「カレリア」
● 交響詩「タピオラ」(神の棲む森)
●交響曲第7番
指揮=オッコ・カム
第505回 11月19日(木)、20日(金)
●ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
●コダーイ:ガランタ舞曲
●コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
ピアノ=シュテファン・ヴラダー
指揮=ルカーチ・エルヴィン
第506回 12月3日(木)、 4日(金)
●ヴィヴァルディ:
「調和の霊感」〜2つのヴァイオリンのための協奏曲
● パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番(リッチ)
●シューマン:交響曲第3番「ライン」
ヴァイオリン=ルッジェーロ・リッチ、木野雅之
指揮・チェンバロ=広上淳一
第507回 1999年1月21日(木)、22日(金)
●マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
指揮=小林研一郎