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スーザン・マリー・ピアソン(影2/ソプラノ)

ウォルフ・トラップ・オペラ及びサン・ディエゴ・オペラセンターで、ヤナーチェク《カーチャ・カバノヴァー》のタイトル・ロールをはじめとする歌劇に出演。1984年、ブリッツシュタイン《レジナ》のタイトル・ロールを演じニューヨークデビューを飾り、またピッツバーグ・オペラ制作の《ドン・ジョヴァンニ》にも出演。パヴァロッティ声楽コンクールに優勝し国際的に着目され、1987年にスカラ座《仮面舞踏会》公演でアメリア役を演じ、国際的デビューを果たす。この成功によりネザーランド・オペラの《ドン・カルロ(5幕版)》のエリザベッタ役で再びヨーロッパの舞台に立ち、またインスブルックにおけるヴェルディ《レクィエム》公演にも出演。以来合衆国両岸はもとより国外でも活躍している。

 

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スティーブン・ブライアント(影3/バリトン)

9歳の時よりコロンブス少年合唱団(現アメリカ少年合唱団)で演奏経験を積み、オラトリオや歌劇の分野で多大な名声を得ている。クルト・マズア指揮によるライプツィヒ・ケヴァントハウス管とのメンデルスゾーン《ワルプルギスの夜》やベートーヴェンの《合唱幻想曲》、エイブリー・フィッシャー・ホールにおけるピッツバーグ響とのヘンデル《メサイア》、カーネギー・ホールにおけるムジカ・サクラおよびリチャード・ウェステンバーグとのモーツァルト《レクィエム》、サンディエゴ響とのハイドン《天地創造》などのソリストととて出演。歌劇の分野では《フィガロの結婚》のタイトルロール、《カルメン》のエスカミーリョ、ヘンデル《ジュリオ・チェザーレ》のタイトルロール、ロッシーニ《アルジェのイタリア女》のハリーなどで合衆国内の多くの歌劇場に出演している。

 

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テッド・テイラー(副指揮)

200回以上の歌劇演奏経験により歌劇指揮者としての地位を確立。移動歌劇場の音楽監督として、ヴェルディやプッチーニ、ドニゼッティなどの歌劇制作を手がける。タン・ドゥンの歌劇《マルコ・ポーロ》では、ミュンヘン・ビエンナーレ芸術祭における世界初演より副指揮者を担当、1997年ニューヨーク・シティ・オペラにおけるニューヨーク初演の際にも副指揮者を務めた。

 

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邵容(シャオ・ロン)(中国琵琶)

上海出身。国立中央音楽大学卒業。1987年、琵琶の独奏者として国立上海民族楽団に入団。同年、上海芸術祭でTVドラマ《春江花月夜》の琵琶独奏で優秀芸術賞。89年、東京芸術大学に留学。90年、劇団四季公演の《マダム・バタフライ》に中国琵琶の奏者として出演し、高く評価された。現在、日本の映画音楽、TV、レコード、コンサートなどで琵琶演奏家として活躍。96年、日本文部省の中学・高校音楽教材としてのCD、ビデオを発売。

 

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二期会合唱団(合唱)

1953年、二期会オペラ《マルタ》公演の際に結成された、わが国最初のプロフェッショナルのオペラ合唱団。現在、東京、地方合わせて年間40公演に及ぶオペラに出演するほか、オーケストラとの共演、TVラジオ出演などの演奏活動を行う。海外アーティストとの共演も多く、W.サヴァリッシュをはじめ内外の指揮者、歌手からも高い評価を受けている。また、オペラ公演を通じて培われた歌唱力と演技力を生かしたプログラムは、数々の演奏会や青少年のための音楽鑑賞教室などで好評を得ている。

 

 

 

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