Q&Aコーナー
救助船の建造関係
Q 水難救済会は、救助船の建造の補助を行なっているのですか。
A 水難救済会では、郵政省のお年玉年賀葉書の補助金を受けて、救難所で使用する救助船の建造を補助しています。この事業は、昭和56年から実施しており、郵政省から毎年1隻認めてもらっており、これまで、17隻を建造又は購入しております。これ以前は、日本財団の補助金を受けて実施していました。
Q 郵政省のお年玉年賀葉書の補助金とは?
A 郵政省が毎年発行している年賀葉書(正確には「寄附金付お年玉付郵便葉書」)による寄付金の関係団体への配分は、昭和25年から開始され今年で50年目を迎えることになります。
この「寄附金」の配分対象とされる事業は、「社会福祉の増進を目的とする事業」等10種類が指定されており、本会はそのうち「交通事故の発生若しくは水難に際しての人命の応急的な救助又は交通事故の発生若しくは水難の防止を行なう事業」に該当するものとして認めてもらっています。
ちなみに、平成5年から同9年までの5年間の寄附金配分総額は81億8,857万円で、1団体に対する平均配分額は493万円となっています。
Q 郵政省のお年玉年賀葉書の補助は、救助船のみが対象ですか。
A 当会事業全般が対象になっていますので、救助船に限られておりませんが、当会では、救助物品の補助は日本財団、日本海事財団の補助により行い、救助船については、郵政省の補助により行なうこととしています。
なお、救助船建造の希望がない場合は、他の救助資器材を申請することは可能ですし、過去にもそのようにした年もあります。
Q 救助船の建造を希望する場合、どのような手続きをとればよいのですか。
A 郵政省への申請の隻数については、特に決まりはありませんが、申請額が高額であるため、当会では、毎年1隻を申請することとしています。
このため、複数の救難所から要望がある場合は、当会において、必要性、補助金額等を勘案し、1隻に絞り、申請することとしています。
このため、救助船の建造を希望される場合は、早い時期に救助船の概要、価格、希望補助金額、自己資金の調達方法、建造時期等につき検討し、実現性が見えてきた段階で当会に連絡され、後程、文書にて申請して下さい。
Q 補助金の金額又は補助率はどのようになっているのですか。
A 補助金の金額については、その年のハガキの売れ具合等による財源、申請額の総額等を勘案し、郵政省内の審議会に図って決定されるとのことで、毎年一定しておりません。また、補助率も一定ではなく、一般的には、事業総額が小さい場合は高く、また、逆に事業総額が大きい時は低くなるようです。