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2] 主催等

当会が主催し、JLAに共催、第五管区海上保安本部、田辺海上保安部に後援をお願いし、会場の確保・設定、関係機関・団体等への聴講の呼び掛け等、全面的な支援をいただいた。

3] 開催日時、場所

平成10年12月9日(水)

和歌山市マリーナシティヨットクラブ

4] 受講者

和歌山県を中心に大阪府、兵庫県、徳島県内の公共団体、海水浴場関係者、警察、消防機関、観光協会、ライフセービング関係者等約70名が参加。

5] 開催状況

第五管区海上保安本部、田辺海上保安部担当官にライフセービング活動の支援の必要性、海浜事故の実態について講演、続いて、JLAによるライフセービング活動の現状、同技術について蘇生法の実演を交えて解りやすく講演が行なわれた。

ライフセービング活動の普及のためには、ライフセーバーが活躍する海水浴場の管理者等の関係者の理解が不可欠であり、今回、初めて、これら管理者等を対象にした講習会を開催したことは、この地区において、ライフセービング活動を普及させるうえで非常に有意義であったものと考える。

なお、今回の講習会の開催にあたっては、民間海難救助団体の育成の観点から、第五管区海上保安本部、田辺海上保安部の全面的なご協力をいただき感謝しております。

 

(2) ライフセーバーパトロール実施事業

1] 事業の趣旨

一般海岸等でボランティアでパトロールを実施する者に対して、奨励金を交付し、また、救助資器材を貸与し、もって、海浜事故の防止に寄与する。

なお、海水浴場等の管理者の依頼により有償でライフセーバーがパトロールを実施する場合は対象外となります。

2] パトロールの実施方法

実施要領を当会で定め、これにより、実施していただきましたが要約すると次のとおりです。

ア 期間は、5月1日〜9月30日

イ JLAで各クラブの意向を聞きとりまとめのうえ、これに基づき当会において年間の各クラブのパトロール計画表を作成し実施する。

ウ 原則として、各クラブあたり1回5名程度で実施する。

エ パトロールの実施前に関係の保安部署に連絡し、事故発生時に相互に連携が図れるようにする。

オ 事故者を発見した場合は、直ちに救助にあたるとともに、救助不可能な場合は救助機関に救助要請を行なう。また、救助機関から救助協力の要請があった場合は、危険のない限り対応する。

 

 

 

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