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事業報告

 

新規事業の実施状況

 

1 はじめに

 

日本水難救済会(以下「本会」という。)においては、平成9年6月定款を改正したのを機に平成10年度から、民間海難救助団体の中核組織として、他の民間海難救助団体等と連携し、新規の事業を始めております。本稿においては、それらの事業の実施状況を報告します。

 

2 ライフセービング活動の支援事業

 

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このような状況の中で、最近、人の多く集まる海浜において監視・救助・救命を行なうライフセービング活動が注目されてきていますが、日本ライフセービング協会(JLA)において普及、啓蒙に努めておられ、現在、同協会の傘下に京浜地区を中心に51クラブ、3,500名のライフセーバーが活動していますが、全国的には未だ普及していない現状です。また、これらのライフセーバーは、生業の傍ら活動を行なっており、ほとんどがボランティア的色彩の濃い活動になっています。

このため、本会では、平成10年度から、日本財団の助成を受けてライフセービング活動を支援する事業を実施しています。(事業費総額 400万円)

なお、ライフセービング活動については、昨年の会報の中で「今、注目のライフセービング」と題して、日本ライフセービング協会の小林事務局長に投稿していただいておりますので、ライフセービング活動がどういう活動であるかは、くわしくはこれをご覧いただきたいと思います。

 

(1) ライフセービング講習会の開催

1] 開催趣旨

ライフセービング活動が未だ普及していない地区において、海水浴場の監視員、管理者等を対象にライフセービング活動の実態、ライフセービングの技術等について講習会を開催し、ライフセービング活動を普及、啓蒙することにより、同活動の組織化を支援し、もって、海浜事故の防止及び事故発生時の救助体制の充実、強化を図ることを目的とする。

 

 

 

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