ロ データベース及び成果刊行等
・次の2つのデータベースでフランスの全海域をカバーしている。ただし、防衛上の理由から別な海域に取り込んだり、SHOMがまだ海図の著作権を保有している海域が含まれる。
特定データベース・・・・・・テーマ(海底地形、沿岸地形、潮汐と潮流、堆積学、地球物理学)毎に分類された海洋水路情報が入っている。
一般データベース・・・・・・水路図誌に示した対象(沈船、航路標識、浮標、海底電線等)についての意味及び地理的記述が入っている。
・約1,300版の海図、約100版の水路書誌の刊行
・電子製品は現在、これら従来のものよりも優れた製品となっており、国際的な枠組みで開発されたECDIS(Electronic Chart Display and Infomation Systems:電子海図表示システム)関連の電子航行用海図がある。
フランスにおいては97年末から作成をはじめ、現在実験段階であり、2002年実用化を目途としている。
・SHOMは全世界航行警報業務に関連し、NAVAREA II(中央東部大西洋)での緊急水路情報を収集し、公表している。
伝達方法は各機関が分担しており、SHOMはNAVAREA IIの情報の調整役であるが、放送はSAFETYNETを使いベルギー局が行っている。
また、NAVTEXは設備・運輸・住宅省の担当である。
・大陸棚調査に関しては、我が国においては大陸棚探索プロジェクトが作られ、本土に関しては十分なデータを有している。海外県については、着手されようとしているところである。なお、本件の主務担当は海洋問題事務局である。
(4) SHOMの勢力
イ 職員
主要な分野における職員は、次表のとおり。