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7. 環境用語解説

 

─あ行─

■ ISO14000シリーズ

ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)は1947年にロンドンで創設された国際的な標準規格を制定、普及促進させる機関である。現在73カ国が加盟しており、約2,700の専門委員会がある。日本は1952年に日本工業標準調査会が加盟している。ISOは、様々な分野で国際的な「交換」を容易にするための諸規格を取り決め、これを普及促進させることを目標として設立されたものである。

ISOでは1993年より、環境マネジメントシステムや環境監査などについて国際規格の制定準備を進めてきたが、1996年9月に環境マネジメントシステム、同年10月に環境監査についての規格を制定した。これを受けて、我が国は、同年10月に関連のJIS規格を制定した。今後これらの規格に従って、各企業において、環境保全に向けた自己管理が進展することが期待される。

■ アメニティ

イギリスで生まれた都市計画の概念で、あるべきものがあるべきところにあることを意味し、pleasantness(快適さ、喜ばしさ)と同義語。日本では、「快適な環境、環境の快適さ」等と訳されている。

■ 硫黄酸化物(SOX)

石油や石炭などの硫黄分を含んだ燃料の燃焼により発生する二酸化硫黄(SO2)、三酸化硫黄(SO3)、硫酸ミストなどの総称。大気汚染の主役と考えられているものの大部分を占めている二酸化硫黄は、呼吸器への悪影響があり、四日市ぜんそくなどの原因となったことで知られる。

■ エコビジネス

環境への負荷軽減に資する商品やサービスを提供したり、様々な社会経済活動を環境保全型のものに変革させることに役立つ技術やシステム等を提供するビジネスであり、1]環境負荷を低減させる装置、2]環境への負荷の少ない製品、3]環境保全に資するサービス、4]社会基盤の整備の四つに分類される。

■ エコポート

生物、生態系等の自然環境と調和している上に、アメニティ豊かな環境共生港湾のこと。

■ エコマーク

エコマークとは、「わたしたちの手で、地球を、現境を守ろう」という気時ちを表したもので、(財)日本環境協会により、環境保全に役立つ商品につけられるシンボルマークのこと。

 

 

 

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