【海の汚れを実感】 ─海上保安新聞 8月6日号から抜粋─
広島で海洋環境保全教室
広島湾の絵の島で7月19日、海洋こどもエコクラブ会員、保護者、関係者ら約100人が参加して海洋環境保全教室の海辺教室が開かれた。
こどもエコクラブは小さいころから海洋環境に関心を持ってもらおうと広島地区海洋環境保全推進員が組織、運営している。当日は広島保安部桟橋から巡視艇「しまぎり」「あきかぜ」とプレジャーボート14隻に分乗して無人島の絵の島へ。6グループに分かれ、推進員やボランティアの指導で磯や浜辺で海藻や貝殻などの生物を観察、生息地の汚染度をチェックし、海の汚染を実感した。
子供たちは、海藻での標本作りにも挑戦、テングサ、イソガニに手を触れて大喜び。最後に海岸清掃し漂着した空き缶、ペットボトルなど軽トラック一台分のゴミを回収した。 (広島)
【クリーンアップ広島港】 ─海上保安新聞 10月1日号から抜粋─
海洋こどもエコクラブの130人参加
海洋こどもエコクラブと広島地区スキューバダイビング安全対策協議会は9月6日、「未来に残そう青い海」と宇品島の海浜清掃を行った。
広島港内の宇品島は休日などには多くの市民が訪れ、魚釣りや水遊びを楽しんでいるが、捨てられた空き缶やビニール袋などでゴミの山ができていた。清掃には会員130人が参加、約1キロの海岸線で海岸と海上に分かれ、釣り人にゴミの持ち帰りを呼び掛けながら、ゴミ袋約50個分のゴミを回収した。 (広島)
【野鳥と水生生物の観察会】 ─海上保安新聞 12月3日号から抜粋─
広島地区の海洋環境保全推進員が運営する海洋こどもエコクラブ会員ら55人が参加して海洋環境教室が11月15日、広島市西部の八幡川河口で開かれた。
八幡川岸辺のみずとりの浜公園に集合、「ひろしま自然の会」メンバーからバードウォッチングの要領を聞いた後、三班に分かれて野鳥を観察した。子供たちは望遠観でカワウが羽を乾かしているところなどを観察、野鳥の名前や生態を熱心に聞いていた。午後は川の水生生物の調査・研究をしている推進員の保光義文さんの指導により河口の干潟でカニ、ゴカイ、シャコ、小魚などを採って観察した。
参加者は観察を通し、身近な場所にもたくさんの生き物がいることを実感し、環境保全の大切さを改めて感じたようだった。 (広島)