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図表II-2-15 塩田港の施設概要

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出所:図表II-2-3に同じ

 

さらに塩田港の開発計画を見てみると(図表II-2-16)、フェイズII終了時においてコンテナ・バースを6バース整備し、コンテナ貨物の年間取扱い能力を200万TEUにするだけでなく、フェイズIIIをさらに3段階(A、B、C)に分けて、最終的に、バース数31、取扱い能力、1500万TEUにすることになっている。1,500万TEUとは現在の香港港のコンテナ貨物の年間取扱量に匹敵するボリュームである。

 

図表II-2-16 塩田港の開発計画

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出所:原典Yantian International Container Terminal.図表II-2-3に同じ

 

塩田港以外にも蛇口、珠江(高欄)、赤湾等の各港がコンテナ港湾として整備されつつあり、広東および広西省をコンテナ貨物の集荷圏としている。これら珠江デルタに位置する諸港湾は、当然のことながら香港港と近接しており、塩田港と同様に香港港と集荷圏を重複させつつある。ただし蛇口、赤湾両港は水深面で、珠江(高欄)港は施設面で問題があるため、現在のところ香港港との競争関係は顕在化していない。

 

図表II-2-17 その他珠江デルタ諸港の施設概要・特徴

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出所:図表II-2-3に同じ

 

 

 

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