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2. スーパーオキシドの測定(化学発光法):化学発光の測定は、ウミホタルルシフェリンの誘導体で100倍以上の感度を有するとともに、スーパーオキシドに対して特異性が高いとされる2-Methy1-6-Pheny1-3、7-dihydroimidazo-[1、2-a]pyrazin-3-one(CLA東京化成工業)を発光増感剤として行った。血球は最終密度で6x106cells/mlになるように、最終濃度500μMのDTPA、2.4μMのCLAを添加したoyster BSSで調製した。この血球調製液400μlを直径10mmの小試験管に移してから、化学発光検出器(BLR-301ルミネッセンスリーダー、ALOKA社)に装着した。反応は刺激剤としてPMA(最終濃度で100ng/ml)を添加することで開始した。測定温度は使用した検出器の最低設定温度である26℃とし、60分問の継続測定とした。また、発光がみられた場合、それが適切な処理条件で得られたものかを確認する意味で、最も広く用いられている発光増感剤のluminol(レミノール、Sigma社)をPMACと同じ濃度で加えた実験を併せて行った。

 

【結果および考察】

スーパーオキシドの測定(化学発光法):今回の研究で化学発光法を用いたことによって、昨年度よりも10倍以上の高い感度で測定することができ、値が低く、昨年度は測定が困難であった酵母の貪食による刺激でのスーパーオキシドの生成も捉えることができた(図(c)-26)。今回も、PMAで刺激をした場合の方が、強い生成を示した。しかし、高感度である半面、非特異的な発光が強く、測定系の確立に時間を要したため、季節的な変動は捉えられなかった。

 

 

 

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