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これまで、導入されていない理由としては「扱える人材がいない」「機器やソフトが高価」という回答が大半を占めている。

 

アンケート調査結果:

情報ネットワークの活用目的は、以下のような回答であった。

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すでに、中大手造船会社や舶用機器メーカーが、生産性の向上や国際競争力を高める目的で、資材の仕様、受発注のための情報交換、設計図書等の交換を行うコンピューターネットワークの構築が始まっている。情報産業はかなりのスピードで発展しており、近年は操作性も向上し価格も求めやすくなっている。

情報ネットワークの利用価値は、時間と距離の短縮化を可能とし、しかも自動機械・装置などのハード的なものと比べて少ない投資で競争力を得られることであり、企業の競争力を付ける有効な手段であると考えられる。

情報ネットワークに関する関心度は、調査企業のうち61%が関心を示しており、うち半数は既に検討している、または検討したいと回答している。

目的は、国内外営業情報の入手が39%で多いが、企業間連携21%、設計会社との情報交換17%、官庁や団体との情報交換13%などである。

導入にあたっての問題点としては、扱える人材がいない23%、機器やソフトが高い30%という比較的基本的な問題が多く、また経営者の意識・認識に関わっているところが大きいように思われる。

 

図3-3-24 コンピュータを活用している作業分野

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