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5. 原価目標管理の評価方法

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(5) 工事代金の回収状況

新造船の場合は、契約・起工・進水・竣工時の概ね均等支払いで、回収の問題は発生していない。造船所によっては、ややテールヘビー傾向になっているところもある。一方、修繕については、回収期間が長期化の傾向にあり、特に漁船の修繕工事における代金の回収は、1年から2年といった事例も見受けられる。

また、漁船の修繕工事を行っている造船所では、工事代金の未回収や貸し倒れが発生している所が多い。

ここ1〜2年は、市場原理によって修繕工事も発注金額が大幅に(約20%)ダウンしていることもあって、安受けの契約は敢えて回避しているという造船所が多く見られる。

 

図3-3-13 契約書の取り交わし状況

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延払金の平均回収期間

新造船の場合

図3-3-14 延払金の平均回収期間

(新造工事)

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製品・部品販売の場合

図3-3-15 延払金の平均回収期間

(製品・部品販売)

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