吸着材1g当たりの油吸着量を計算する。
この過程を3回行い平均を出す。もし、1回でも平均値から15%以上離れたものがあれば測定を全てやり直す。
9.3.3 タイプIII(ピロー、ブーム)、タイプIV(スネアー)油吸着24時間テスト
フルサイズの吸着材の重量を測定し、記録する。
テスト油の厚さは、吸着材の厚さと少なくとも同じにする。
吸着材を油の入った容器の中に入れ、吸着材が油の上で自由に浮くようにする。
24時間±30分後、吸着材を手で引き上げ、30±3秒間油を切る。
上皿てんびんの皿をバスケットの下に置き、落ちる油をキャッチしつつ、素早く吸着材を皿の上に置く。そしてサンプルの重量を量る。
吸着材1g当たりの油吸着量を計算する。
この過程を3回行い平均を出す。もし、1回でも平均値から15%以上離れたものがあれば測定を全てやり直す。
9.4 計算
9.4.1 9.1で得たデータを用いて、次のように乾燥した吸着材の重量に対する吸着した水の比として水吸着性を計算する。
水吸着性=Sw/So
Sw:吸着した水の重量
So:乾燥した吸着材の当初重量
9.4.2 乾燥した吸着材の重量に対する吸着した油の比として油吸着性を計算する。
油吸着性=Ss/So
Ss:吸着した油の重量
So:乾燥した吸着材の当初重量
9.4.3 油吸着性(乾燥吸着材の容積に対する吸着した油の容積比)
油吸着性=Ssv/Sov
Ssv:吸着した油の重量/油の密度
Sov:乾燥した吸着材の当初重量/吸着材の保管密度