旧9.3.1〜9.3.4まで削除
旧9.4 吸着材の引張り強度テスト(引張り機によるテスト)
旧9.4.1.1〜9.4.1.4まで削除
旧9.4.2 強度試験基準(削除)
旧9.4.2.1〜9.4.2.2まで削除
10.再使用 タイプI(ロール、シート)、IIIa(ピロー型)のみ
10.1 重要性と使用
この試験は、吸着材を飽和させることができ、油を抽出し、また、このサイクルを繰り返す範囲を測定する。再使用のために吸着材が適しているかどうかを判定する一つの基準は、破談、粉砕、あるいはその他の全体的変性により吸着材が使用不可能になることなく、耐えられるサイクル回数である。
その他のファクターとしては、吸着容量の低下率と、適切な努力と装置で除去できる油の割合がある。圧搾再使用は、圧搾を用いて2つの方法で試験する。
これらは捻り型モップ絞り機とローラー型絞り機で行う。
溶剤による洗浄を含む再使用は特殊な手順と考えられここでは扱わない。
10.2 圧搾抽出
この試験では、セクション9に示す軽質油、中質油、重質油を使用する。油の除去は開口容器で行う。この容器上には多孔性の平坦なカバーがあり、開口部分の面積は30〜60%であり、吸着材の各1cm3に70kPaの力を加えても耐えられる強度がある。
10.2.1 手順
10.2.1.1
乾燥吸着材サンプルを±2%の精度で計量し(So)、次にセクション9のように飽和、乾燥、再計量を行う。乾燥した吸着材の重量を引いて、吸着油の全量(Os)を得る。
吸着材サンプルを多孔性カバーに載せ、その上に既知重量の硬板(木、金属)をのせる。板の上に十分な重りを対称位置に乗せ、総重量を吸着材の全面積で割ると0.7kg/cm3となるようにする。15±2秒間吸着材を抽出し、重りと板を取り外す。直前に風袋を計量した皿にサンプルを乗せ、±2%の精度で再計量する。もう一度乾燥した吸着材の重量を引いて残っている油の正味重量(On)を得る。