3 まとめ
(1) 吸油等試験方法
今年度は材質や形状が多種多様化した油吸着材について、米国材料試験協会が定める油吸着材の吸油性能試験方法(ドラフト版)を参考として、各タイプ毎に試験方法を定めるとともに、近年の流出油事故の状況に鑑み高粘度油を試験油として吸油性能の調査を実施した。また、吸水性能関係では真水と天然海水を試験水として、吸水性能を調査した。
これらの試験に参考としたドラフト版には、「試験は3回行い平均値を求めるが、1回でも平均値から15%以上離れたものがあれば測定を全てやり直す。」と定められており、各タイプ毎に定めた吸油試験方法により測定した結果、3回のそれぞれの測定値が平均値から15%以内であったのは「その他の型」だけであった。