5] 確実に油を完全に透過させるため、5分間供試体を繰り返し浸したり、どのような方法で撹拌してもよい。
6] 15分後、バスケットを引き上げ、吊り秤のフックにかけ、30秒間油切りをする。
7] 油切りした状態で重量を計測し、バスケットの重量及び供試体の重量を引いて、吸油された油の正味重量を求める。
8] 計測終了後、再度バスケットを試験油の容器内に戻す。
9] 試験開始から24時間後、バスケットを引き上げ、吊り秤のフックにかけ、30秒間油切りをし、7]のとおり吸油された油の正味重量を求める。
10] 上記試験は3回行い、平均値を出す。
(3) 吸水性能試験要領
天然海水及び真水(以下「試験水」という。)を試験水とし、各タイプ毎(その他の型を除く。)に次のとおりとする。ただし、試験環境温度は室温とし、また、試験は1回とする。
1) マット型
1] 供試油吸着材を縦横それぞれ10cmに切断し供試体とし、重量を測定する。
2] 吸油試験で使用したバスケットを容器の中の海水に浸し、30秒間水切りさせたあと、バスケットの重量を測定する。
3] バスケットの中央に供試体を水平に置き、試験片が自由に浮くような深さまでバスケットを容器内に下げる。
4] 15分後、バスケットを引き上げ、30秒間水切りをする。
5] 水切りした状態で重量を計測し、バスケットの重量及び供試体の重量を引いて、吸水された試験水の正味重量を求める。
6] 計測終了後、再度バスケットを容器内に戻す。
7] 試験開始から24時間後、バスケットを引き上げ、30秒間水切りをし、5]のとおり吸水された試験水の正味重量を求める。
8] 供試体が水中に没する等変化が認められた場合は、その状況を観察し記録する。
2) ルース型
1] 供試体がこぼれ落ちないような網目のふるいを用意し試験水の中に浸し、30秒間水切りさせた後、ふるいの重量を測定する。
2] ふるいに入れた供試体の厚みが1〜2cmとなる量の供試体を用い、その重量を測定する。
3] ふるいに供試体を均一に入れ、供試体が自由に浮くような深さまでふるいを容器内に下げる。
4] 15分後、ふるいを引き上げ、30秒間水切りをする。
5] 水切りした状態で重量を計測し、ふるいの重量及び供試体の重量を引いて、吸水された試験水の正味重量を求める。
6] 計測終了後、再度ふるいを容器内に戻す。