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(4) ポンプ等

試験に使用したポンプ及びパワーパックの要目等を表1-1-3に示す。

 

表1-1-3 ポンプ等の要目等

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(5) 試験要領

1] 図1-1-1「試験水槽概要図」に示すように、試験水槽内にB型オイルフェンスを展張し、集油装置を作動させながら、試験油を投入する。

2] 試験油の拡散状況等を確認し、油回収装置(スキマーヘッド)を試験水槽内に設置する。

3] 試験油の粘度は、水槽の水温から図1-1-2温度-粘度図を用いて求める。

4] 試験油の拡散状況等を確認し、平水中の試験を実施する。

5] 回収開始時刻は排水ホースから油水が回収容器に排出された時とし、回収終了時刻は回収装置(スキマーヘッド)の作動を停止した時とする。

6] 回収油水の量には、ホース内の油水は含まないこととする。

7] 回収経過時間または回収容器内の油水の量を確認し、回収試験を終了する。

8] 回収した油水を10分間静置した後、油水の分離状況を確認し、回収した油水の量及び試験油の量を計測する。(分離が不十分の場合、更に静置させる。)

9] 平水中での試験終了後、平水中の試験手法と同様に波浪中の試験を実施する。

波浪条件は波長8m-波高24cmとする。ただし、初期波浪条件で回収が困難な場合は、状況を観察しつつ波浪条件等を変更する。

10] 平水中、波浪中の試験とも回収装置の挙動、油水の回収状況、移送ポンプの可動状況等を観察し、記録する。

 

 

 

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