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11] 回収した油水の量、試験油の量及び回収時間から、*時間当たり油回収能力(ORR)及び*油回収効率(RE)を求める。

※参考

時間当たり油回収能力(ORR;Oil Recovery Rate)

=油回収量(m3)/回収時間(h)

油回収効率(RE;Recovery Efficency)=油回収量(m3)/回収油水量(m3)×100

 

2 試験結果

(1) 油層厚の測定

試験油が形成する面積から油層厚を求めることとしていたが、試験水槽が屋外にあるため風の影響を試験油及びオイルフェンスが共に受け形状が一定しなかった。また、試験油3については、粘度が高いため投入後あまり拡散せず、開水面を生じる場合もあった。

このような状況から正確な面積を計測できず油層厚を求めることができなかった。しかし、油回収装置の性能を把握するためには、油層厚は重要な要因であることから、次年度において油層厚の測定について再度調査することとした。試験油3の拡散状況を写真1-1-2に示す。

 

011-1.jpg

写真1-1-2 試験油3の拡散状況

 

(2) 試験油の粘度

試験期間中の試験水槽の水温は25℃前後であり、図1-1-2 温度-粘度図から試験油の粘度は次のとおりである。

試験油1 95cSt

試験油2 2,200cSt

試験油3 15,000cSt

 

 

 

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