2] xx年2月1日 1700時 東京港出港
船長は、水先人乗船の報告を受けて昇橋、一等航海士及び機関長から出港準備完了の報告を受け出港配置に乗組員を就かせる。
3] 出港直後
水先人が下船し、行会い船も無くなり、同日2000時、気象情報会社の推薦する針路にセット、一路ロスに向かう。
船長が入出港報告ファイルに入出港時間を入力する、メール(入出港時間、次港着予定、燃料油、その他の情報を含む)は自動的に関係先に発信される。
4] 2月2日 正午
機関長は、各機器のデータを見るが異常が見られなかったので、一等機関士に整備スケジュールは予定通りであることを伝える。
船長は、正午位置が予定通りなので、そのことを機関長に連絡する。
正午には、本船データ(位置、針路、遠力、到着日時、主要な主機データ、タンクコンディション等)が関係先に自動的にメールされる。
5] 2月3日 2100時頃(荒天遭遇)
当直中の三等航海士より、打ち込み海水が激しくなってきたとの報告、これは出港時より懸念されていた低気圧は予想以上に発達したためで計画されていた針路を大きく南に変えると共に減速した。
気象情報会社に変針後の情報をメール、以後3時間毎に本船の位置情報等を自動メール2月4日1300、同社より新針路及び速力のメール受信、以後この針路をとる。
6] 2月4日 1500時頃(貨物漏洩事故発生)
荒天による貨物の移動により、コンテナから液体が漏れ刺激臭が甲板に漂う。
一等航海士は、本船の貨物データファイルを調べるが、この液体を特定できなかった。
液体の漏洩写真を添付の上、本社にメールを送り指示を待つ。
同日1800時、本社より事故処置のメールを受信、これに基づき処理完了。
7] 2月6日 0830時頃(主機故障)
主機2番シリンダーの排気弁の異常を発見、船橋に連絡の上、主機を停止し、当該排気弁を予備品と交換、0910時主機を起動し通常航海に復帰した。損傷部品の写真を添付の上、交換部品の補充及び当該排気弁の修理依頼をメールした。