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従来はオフコンの専用回線と専用端末が必要であったが、現在はTCP/IP(*3)などLAN上の同一プロトコルと同一アドレス方法が利用可能なため、既存LANを端末及びネットワークとして利用することができる。

データベース及びアプリケーションの構築環境はメーカー提供のものを利用することになる。その点は従来のホストと同様、メーカーに縛られる。データベースとしては、RSDSなどのリレーショナルデータベースが一般的である。

通信機能などは充実しており、分散された環境でも集中型、分散型どちらでも構築及び利用が可能である。

価格は数百万円からとなる。

(*3) TCP/IP: Transmission Control Protocol/Internet Protocol

UNIXやインターネットの標準通信プロトコル。

IPはデータが受信側に到達したことを確認しないコネクションレス型であるが、IPアドレスを使ってデータの転送先を指定する。TCPはIPの上位に位置し、データが受信側に正常に到達したことを確認しながら通信するコネクション型プロトコルで、異常が発生した場合に再送を行う。

 

● オフコン形態イメージ図

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(3) 大規模(ホスト)

大規模システム構成は、ホスト機を中心としたシステム構成が一般的である。これを中心として、オフコンを分散機としたシステム構成も多い。

 

 

 

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