ネットワークデータベースの特徴をまとめると以下のようになる。
・ いろいろなデータアクセスが可能である。
・ 階層構造に沿ってデータアクセスが行われるので効率がよく処理も早い。
・ データベースの構造をよく把握すれば、効率よいプログラムが作成できる。
・ データベースの構造を把握しないとデータアクセスができない。
・ データアクセスさせるため、専門家が必要である。
3) 関係データベース(リレーショナルデータベース)
関連するデータを行と列に分解して表で扱ったデータベース。1970年にIBMのコッド博士の考案した関係モデルに基づいている。人が日常的に見ることの多い表を採用しているので、イメージしやすく使いやすい。複数の表をその中のデータの値を用いて関連付けを行なう。そのため表と表との関連付けの操作に時間がかかり、処理パフォーマンスが低下する。また、音声データ、画像データに代表されるマルチメディアデータのような複雑なデータには向いていない。現在のデータベースの主流である。
関係データベースの特徴をまとめると以下のようになる。
・ データの独立性が高い。
・ 表形式を採用しているのでわかりやすい。
・ 表のデータを自由に取り出して加工できる。
・ データベースの拡張、変更、設計が容易である。
・ 複数の表の関連付け操作に時間がかかり、処理パフォーマンスが低下する。
・ 画像や音声など複雑なデータには不向きである。