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4.3.6 POLINET(港湾貨物情報ネットワークシステム)の現状

(1) POLINETの概要

POLINET(Port Logistic Information Network)は、「物流世界」を一つにつなぐというテーマを基に1995年3月に稼動を開始した。この運営はPOLISA(港湾物流情報システム協会)にて行われている。

POLINlETは世界に通用する共通言語、EDI(電子データ交換)の利用により、繁雑な事務処理の簡素化を可能にしている。ネットワーク・エリアは国内の五大港および主要物流拠点を包含し、今後さらに拡大する予定である。また、これまで業界毎、行政毎に構築されてきた情報ネットワークとの相互乗り入れにも積極的に取り組んでいる。国際間EDIのための海外コミュニティ・ネットワークとの接続も可能で、多端末化や重複投資を防ぐ強力なツールとなる。

保守管理についても、標準メッセージの開発・発効の都度、マニュアルの追加・訂正を行い、定期的に登録者コードブックを発行するなど、常に新しい情報を利用することが出きる。

 

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港湾物流情報システム協会のホームページ http://www.polisa.or.jp より

 

(2) 対象業務

POLINETで取り扱う主な業務は、船積貨物や港湾物流及びその他物流・輸送に関する情報である。また、データのフォーマット(シンタックスの種類)は、POLINETシンタックスの他、UN/EDIFACT、CII、PRIVATEフォーマットを利用することができる。

POLINETで取り扱う主な業務(情報)とシンタックスの種類POLINETで取り扱う主な業務(情報)シンタックスの種類は以下の通りである。

 

 

 

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