日本財団 図書館


(5) 今後の移動体衛星通信システムのサービス計画

以下に今後の移動体向けサービス計画について概要を述べる。

1) イリジウム(低軌道衛星)

事業主体はモトローラで、日本では日本イリジウム(株)がサービスを行い、京セラ、モトローラ端末供給を行う予定である。

イリジウムは低軌道衛星(高度780Km)であるため66機(+7機の予備)を使用してサービスを行うが、衛星の可視時間が十分程度と短いため、衛星間通話路切替えや衛星間中継等の技術により通話の継続性を保持している。

1] サービス地域

全世界。日本国内では沿岸12マイル内を国内通話とする。

2] サービス形態

ポータブル型。デュアルモード機能有り。

3] サービス品目

a. 音声

b. FAX

c. データ(1999年4月サービス開始予定) ─ 伝送速度 上下共2400bps

d. ページング・ショートメッセージ

 

041-1.gif

<衛星間中継イメージ>

 

041-2.gif

デュアルモード機

 

041-3.gif

シングルモード機

 

041-4.gif

ページャ

 

(イリジウムホームページ http://www.iridium.co.jp より)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION