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(4) 会員所属企業の人材募集情報

1] サービスメニューと情報ニーズについて

1) 情報ニーズ

日造協ホームページにおいて自社の人材募集記事の掲載を希望する所属企業は掲載を希望しない企業のおよそ3分の1程度ではあるが、全体の約2割ほど存在する。属性別では、兼業企業と「11人以上」の企業の希望率がやや高く、一方、「10人以下」の企業の希望率はかなり低くなっている。

・ 地元地域密着型の企業がほとんどの中で、全国対象のインターネット上での人材募集ニーズが一定割合存在するのは、それだけ所属企業が人材確保に苦労していることの現れであると推測される。昨年度の所属企業ヒアリング調査でも、社員の高齢化と技能工の人員不足を課題として挙げた企業が多かったが、人材不足の深刻化から、「人材募集情報」の掲載ニーズが今後もさらに高まるものと思われる。

 

【「人材募集記事掲載」に関するニーズ(平成10年度アンケート調査より)】

所属企業の「人材募集記事」掲載意向

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【「人材募集記事掲載」に関するニーズ(平成10年度ヒアリング調査より)】

会員組合の意見・要望

・ 優先順位で言えば、「企業の人材募集」が最も高い。

・ 人材募集記事の掲載には興味がある。

・ ニーズはあると思う。しかし、逆に技術者を引き抜かれる不安の方が大きい。業界としては労働力の流動化を抑制したい意向が強い。

 

2) サービスメニュー案

・ 利用者が見やすく使い易いように、募集人材の一覧表と個別情報の詳細案内を用意する。募集人材一覧表には、その時点での最新の募集人材案件を一覧できるようにし、掲載情報は最低限に留める。個別の募集人材案内には、案件毎に、募集職種情報(仕事内容や雇用条件の詳細情報)、企業情報(募集企業の概要紹介)、応募方法・問い合わせ先の3つをセットにし、1画面以内に納めるようにレイアウトする。

・ 募集人材一覧表では、企業名、業種、募集職種による並び替えや検索が自由に設定できるようにする。なお、当該企業が自社ホームページを開設している場合は、リンクを設定する。

 

 

 

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