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(3) 中国地区の内航海運業の事業実態・意向

以下では、今回行ったアンケート調査に基づき、中国地区の内航海運業事業実態や今後の意向について分析を行った。

(現在の経営状況と今後の見通しについて)

1] 所有または用船している船舶の概要

所有形態は「所有」が6割強を占めており、総トン数は499総トン以下の小型船が74.5%を占めている。船種は「一般貨物船」をはじめ、「ケミカルタンカー」「曳船・作業船」などが多く、ほとんどが鋼船である。

取得方法は「新船建造」が75.1%を占め、建造地域は「広島県」「その他国内」が大部分を占めている。代替建造の意向は、「今後10年先以上」「今後5〜10年以内」が中心で、「代替建造はしない」という意向も30.7%を占めている。

 

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2] 代替建造を行う予定の船舶の要目等

船型は「現在の船腹と同程度」が67.9%と最も多いが、「大型化」も32.1%を占めている。船種及び船質は「現在の船舶と同じ」が大部分を占めている。

また、取得方法は「新船建造」が96.3%と大半を占め、「中古船の購入」の意向はごくわずかとなっている。

 

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