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また、世界の海運に関する主な動向として、前述のアジアにおける通貨・経済危機に伴って、東アジア諸国や日本などの輸出入貿易量が減少し、それによる船舶需給の構造にも影響を及ぼしはじめている。

さらに、日本経済の低迷や欧米諸国の成長の失速によって、石油や鉄鋼原料などの原料・資源の需要が減少しており、異常気象による穀物供給等への影響も懸念される。また、海運業界では、船舶の安全対策の強化、コンテナ船の運賃の値上げ、船社企業の大型合併などの動きが見られる。

 

世界の海運に関する主な動向

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(資料)海事産業研究所報「1997年の世界の海運・造船の動向と1998年の展望」1998年6月

 

 

 

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