日本財団 図書館


(7) 舶用工業の環境変化への対応の状況

今回のアンケート調査に基づき、中国地区の舶用工業における「国際化」「高度情報化」「外部経営資源の活用・産学の連携」の取り組み状況・今後の意向等について分析を行った。

(国際化・海外市場への展開について)

1] 国際化・海外市場への展開の取り組み状況、今後の意向

舶用製品の輸出、製品・資材の輸入がそれぞれ16.2%、15.6%を占めているほかは、国際化に関する取り組みはあまり活発に行われていないのが現状である。

また、現在「行っていない」事業所における今後の意向についても、積極的な意向はあまりなく、海外での現地生産、製品製造の国際分業、途上国への技術コンサルタントなどの取り組みについては、消極的な回答が5割前後を占めている。

 

068-1.gif

 

2] 国際化を進めていく上での阻害要因

「海外の企業との意志の疎通が困難である」「安定性・継続性に欠ける」「為替リスクが大きい」という回答がそれぞれ4割以上を占めている。これらに「社内での体制づくりが難しい」「海外の企業や市場に関する情報が得にくい」などが続いている。

 

068-2.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION