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季節変動による±200〜250ppmのNOx値の変動幅が、IMOの場合で±150ppm、本解析の場合で±100ppmの範囲内に補正される。本解析による補正結果は、季節による影響をあまり受けていないが、IMOの補正式においては、補正後のNOx13も、季節による影響が残っている。

図5は、CGE1、CGE2における、年間の各補正因子の影響度合いについて表している。絶対湿度と、その他の補正因子(室温、給気温度、機関負荷率)を比較すると、他の3つの補正因子の影響度合いを合わせても、絶対湿度のみの方が、排出NOx値に与える影響が大きいことがわかる。

 

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図4 実測排出NOx値と、補正NOx値の関係

 

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図5 周囲条件補正因子の寄与度合い

 

3.2 NOx補正要素の影響

図6、図7および図8に、それぞれ、室温Ta、給気温度Tsc、絶対湿度Haに関し

 

 

 

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