日本財団 図書館


表3. 実機関運転試験条件

038-1.gif

注1) 表1参照のこと。

注2) 試験ケース名称について

例"TR0711A"

T:噴射タイミング

R:リタード(標準より遅:+) Aの場合:アドバンス(標準より進:-)

07:標準サイクルからの噴射タイミング<CA>

11:圧縮比シム厚さ<mm>

A:燃料噴射弁仕様名(H:ハイフロー噴射弁)

注3) TR0000A(標準燃焼サイクル)の静的噴射タイミングを0とし、遅延した場合を+、早めた場合を-としてクランク角度により表記。

 

3.3.4 試験結果

(1) NOx生成濃度

・ E3テストサイクル

図6にTR0000Aの燃料消費率及びNOx値を1としたときの各試験ケースの計測データを比率で示す。NOx値はE3テストサイクルで評価したので燃料消費率もこれに準じ、E3テストサイクルの重み係数を用いて評価した。(図6計算式参照)

結果より、TR0000Aすべての試験ケースにおいてNOx値が低減した。TR0000Aに対するNOx低減率一覧を表4に示す。

 

表4 NOx低減率一覧(E3テストサイクル)

038-2.gif

 

プレ噴射におけるNOx低減率はTA0411D、TA0411E、TA0411B、TA0411Cの順に大きくなり、TA0411Cにおいては48%のNOx低減率となった。また、プレハイフ

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION